拝啓、親愛なる貴方へ。
お元気ですか?
私は元気にアルバイトをしながら、チマチマと小説を書いて公開をしています。
あの時はいきなり別れを切り出してごめんなさい。
ただ、貴方の後ろに女の影を毎日のように感じていて、それに耐えられなくなった。たったそれだけでした。
貴方にとって私は付き合って来た女の一人かもしれませんが、私にとって貴方は初めてお付き合いをした人で、25年生きてきて一番愛した人でした。
なんで好きの二文字も言えなかったのか、今ここで正直に言います。
女の影がチラホラしていて、好きだと言ったら貴方に辛辣な言葉を言われる気がしたから。
それとその状態で言ってしまえば、もし貴方から別れの言葉と、一番ではないと言われた時にきっと私は壊れてしまうと思ったから。
本当に馬鹿で、臆病な女でごめんなさい。
ただ、それだけが言いたかった。
好きと言えなくてごめんなさい。
確かに私は貴方を愛していました。
もしこれを読んでいてくれていたら、また会いに来てくれると嬉しいです。
その時は私の話、当時言いたかったことをちゃんと話そうと思います。
きっと、貴方と腹を割って話す事が私にとって一番大事な事で、前を向くきっかけになると思うから。
それでは、また会う日まで。
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